私は特別養護老人ホームで働いており、何度も夜勤を経験しています。夜勤の際、入居者さんのオムツ交換や施設内の見回りなどの時間は決まっていますが、最初はそれぞれの細かいタイミングの見極めに苦労しました。しかし、経験を重ねるうちにコツを掴むことができて、今では難なく仕事をこなせています。新米の頃は不安で仕方がなかった夜勤時の見回りも、今では特に過度な緊張をすることなくこなせています。夜勤に慣れるまでは、見回りの時間になると急に緊張感に襲われることもありました。

特別養護老人ホームでは、夜勤の際に施設内の見回りがあります。入居者さんに異変が起こっていないか・しっかり寝ることができているかなど、チェック項目はいくつかあります。初めて夜勤をする前に、先輩たちから「夜勤は大切な仕事だよ」と言われていました。そして、実際に夜勤を経験することによって、その大切さを身をもって実感したのです。

夜勤の見回りではじめに経験する緊張感は、実は入居者さんに関することではなかったりします。はじめは、夜の暗い施設内を懐中電灯の明かりだけで見回らなければならないという、暗闇に対する緊張感です。しかし、暗闇に対する緊張感があるのは、夜勤を3、4回経験するまででした。数日夜勤を経験すれば日課となってしまうので、暗闇に対する緊張感はなくなります。

夜勤の見回りの際は入居者さんの部屋に入り、しっかり寝ることができているかを懐中電灯の明かりを頼りに確認していきます。見回りのときにいつも思うのは、もし入居者さんに異変があった場合、この見回りがなければ朝まで気付くことができないのだろうということです。そう思うと、夜勤の見回りの大切さを実感します。それと同時に、常に緊張感を持って見回りをしなければと自分に渇を入れています。
夜勤に慣れてきても、緊張感漂う雰囲気はいつも新鮮に感じます。